プロペシアに発毛効果はない?効果と副作用、正しい使い方のまとめ

プロペシアに発毛効果はない?効果と副作用、正しい使い方のまとめ

AGAの治療薬として使われているプロペシア。
AGAに効果があるとは知られているものの、具体的にどのように効いているのかってちょっと分かりにくい部分ですよね。

しかもプロペシアは正しく使っていても副作用が起こる可能性があり、その副作用もまた重いものが多く、改善にも時間がかかるとされています。

プロペシアを個人輸入してはじめよっかな~と考える人もいますが、私としてはソレ、けっこう危険だと思います!

まずはプロペシアについて理解を深めていきましょう。

この記事は約4分で読めて、プロペシアについてザックリ知ることができます。

プロペシアとは

プロペシアとは
プロペシアは、日本で認められたAGA治療薬です。
0.2㎎と1㎎のものがあり、主に1㎎のものが処方されるケースが多いようです。

入手方法はAGA治療を受けた病院で処方されるケース個人輸入で入手する方法の2つがあります。

病院で処方される場合にも保険適用外であるため、費用は高額です。
プロペシアの1ヵ月間の費用はおよそ7,000円~7,500円の場合が多いようです。

これに対し、個人輸入の場合には4,500円~5,000円とやや割安で購入できるため、医師の診察を受けずに個人輸入でプロペシアの服用をする方もいます。

何度も書きますが、プロペシアは副作用を起こす可能性があるお薬なので、確実にAGAであると診断された上、医師と相談してから開始することをおすすめします。

プロペシアとフィナステリドは同じ?

プロペシアのことをフィナステリドと言ったりしますよね。
この2つは同じものなのでしょうか?

実はプロペシアは商品名。
そして、フィナステリドはプロペシアに配合されている成分名です。

フィナステリドは元々は前立腺肥大の治療薬だった

そもそもフィナステリドはアメリカの製薬メーカーが開発をした抗アンドロゲン(男性ホルモンの1種)薬。
前立腺肥大の治療薬だったのに対し、使用により薄毛の進行が止まったなどの報告をもとに臨床研究を実施したところ、男性型脱毛症(AGA)にも効果が認められました。

こうして、フィナステリドは前立腺肥大およびAGAにも使われるお薬となりました。

ちなみに世界60カ国以上で承認されているプロペシアですが、日本では2005年から発売されました。

プロペシアは女性にも使えるの?

プロペシアは、男性ホルモンに強く作用する特徴があるため、女性の使用は禁止されています。
髪を成長させるという意味で興味を持つ人もいますが、女性がプロペシアを服用することで問題が生じる可能性があります。

特に妊娠中の女性が服用すると、胎児の生殖器官に異常が生じる可能性があるため禁忌となっています。

ついでにいうと、女性の薄毛にはプロペシアは効きません。

フィナステリド配合のお薬は他にある?

フィナステリド配合のAGA治療薬は他にもあります。

プロスカー

プロスカー
フィナステリド5㎎と高配合。
基本的には前立腺肥大の治療薬の方がメインです。
ただし、これをAGA治療薬として服用する人もいます。

なぜか。
じつはプロスカーはプロペシアに比べて価格が安いのです。

そのため、個人輸入をしてまでプロスカーをAGA治療薬として服用する人もいます。

プロスカーはフィナステリドの配合量が通常のAGA治療薬の5倍です。
ピルカッターで5等分して服用しているケースもあるようですが、下記に書いた副作用の可能性もあるため、おすすめできません。

ファイザー

ファイザー
ファイザーはプロペシアのジェネリックです。

フィナステリド錠0.2mg「ファイザー」フィナステリド錠1mg「ファイザー」の2種類があります。
ファイザー 
出典:浜松町第一クリニック

ファイザーという製薬会社さんからファイザーというお薬が販売されるなんてややこしい‥‥。

見た目も作用も変わりませんが、費用だけはやや抑えられるのが魅力です。
プロペシアに比べ、1ヵ月分で1,000円~2,000円ほどお安く購入できます。

プロペシアに発毛効果がないってホント?

プロペシアの効果で、大きく誤解されているものがあります。
プロペシアは脱毛を予防する効果があり、毛髪を強くする効果もあります。しかし、発毛効果はないのです。

そもそもAGAは、ヘアサイクルの乱れが原因で起きるもので、成長期が短くなって休止期でとどまる毛包が多くなるという仕組みです。
これによって成長しきる前にストップしてしまった髪が薄毛の原因になります。

AGAはジヒドテストステロン(DHT)が原因なのですが、プロペシアを服用することによってDHTの生産が抑制され、ヘアサイクルが正常化します。
髪を増やすというよりは、異常だった状態を正常に戻す効果があるものだと考えてください。

頭髪がしっかりと成長しきるからこそ、毛髪が強くなるという効果にもつながります。
しかし、ここまで説明した内容の中に、発毛に関する要素はありません。
髪を強くする効果と髪を生やす効果は別なものなのです。

プロペシアの副作用の種類

プロペシアは、AGA治療薬として使用されていますが、副作用もあります。
誰にでも起きるものではなく、実際に服用した人の中でも副作用を実感する人は少ないですが、油断できるものではありません。

プロペシアの副作用1.肝機能障害

プロペシアの副作用1.肝機能障害
まず注意したいのは、肝機能障害です。
プロペシアを飲み続けることによって肝臓が弱ってしまい、疲れやすくなったり悪化すると黄疸の症状が出ることもあります。

この問題をそのままにしておくと、最終的には肝不全になってしまう恐れもあるため、プロペシアを飲み続けて体調に異常を感じたら医師へ相談してください。

プロペシアの副作用2.性機能障害

プロペシアの副作用2.性機能障害
ほかにもプロペシアを飲むことで起きる副作用としては、性欲減退や勃起不全(ED)などがあります。
DHTを抑制するということは男性ホルモンを抑制するということでもあるため、プロペシアの服用でこれらの症状が起きる可能性があるのです。

さらにプロペシアの服用では精子に悪影響が出る恐れがあります。
精子の形態異常、無精子症、精子の運動機能障害など、いずれも妊娠を妨げる要因になるものばかりです。
子供が欲しいと思っている場合には、プロペシアの服用はおすすめできません。

プロペシアの副作用3.抑うつ状態

プロペシアの副作用3.抑うつ状態
あまり頻度の高いものではないですが、プロペシアの服用をきっかけに鬱を発症するケースもあります。
プロペシアには、神経活性ステロイドを減少させてしまう働きがあります。

この神経活性ステロイドとは、人を前向きにするホルモンです。
この脳内ホルモンの分泌が阻害されることで、鬱を引き起こす可能性が指摘されています。

プロペシアの副作用4.ポストフィナステリド症候群

これは、プロペシアの服用を止めても上記に挙げたような副作用だけが残ってしまう状態をまとめてポストフィナステリド症候群と呼びます。

特に性障害と鬱は併発する可能性が高いとされています。

ジョージワシントン大学のマイケル・アーウィング博士とその研究チームによるポストフィナステリド症候群の臨床研究レポートによると、プロペシア服用を中止しても3ヵ月以上副作用が続いている40歳以上の男性54人の調査をしたところ、96%の男性が副作用が継続していると答えています。

また、性機能障害の副作用を持つ男性は通常よりも高い確率で鬱を併発しているという実態も明らかにしました。

必ず起こる副作用とは言えませんが、

  • 時間差で副作用が起こる可能性がある点
  • 一度発症した副作用は服用を止めても継続される可能性がある点

この2つを考えると、プロペシアは安易にスタートするのはおすすめできないと言えそうです。

参照:http://psychcentral.com/news/2012/08/07/men-who-used-propecia-risk-depression-suicidal-thoughts/42778.html

ミノキシジルとプロペシアの違いは?

AGA治療薬として代表的なプロペシアですが、同じくAGAに効果的なものとしてミノキシジルがあります。
この二つの間にある違いは、いったい何なのでしょうか。

まず、プロペシアは薄毛の進行を遅くするための薬です。
それに対してミノキシジルは、血流改善によって増毛を促す効果があるのです。

髪を減らさないようにするプロペシアと、髪を増やすためのミノキシジル。
このように比較すれば、それぞれ違った役割を持ったものだとわかります。

異なる効果を持っており、さらには作用する場所も違うことから、プロペシアはミノキシジルと併用可能です。
体質的な問題で併用できない場合もありますが、基本的には大丈夫なものと考えて問題ありません。

ミノキシジルの詳細はこちら

プロペシアを使ったAGA治療の詳細とは

プロペシアを使ったAGA治療は、とてもシンプルです。
1日1錠を服用し続けるだけなので、難しいことは何もありませんが、ずっと飲み続ける必要があります。

クリニックや病院によっては、ミノキシジルをはじめとしたほかのAGA治療と組み合わせることもありますが、素人判断で併用すると異常が起きることもあるのでこちらもおすすめできません。

プロペシア自体は、しっかりとその効果が認められたAGA治療薬です。

しかし自分がAGAだと思っていても、実は別な原因でのハゲや薄毛だった場合、飲み続けてもほとんど意味はありません。
その上、怖い副作用が起こるリスクがあるため、安易な気持ちでスタートするのは止めましょう。

正しい治療のためには正しい判断が必要なので、医師に相談の上で服用を検討することをおすすめします。

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